カラーのかぶれでアメリカからいらしたお客様

2018/11/29
施術写真
インターネットの普及によって、今ではどこに住んでいても自分の得たい情報が調べられるようになりました。 便利な世の中になったもんです。 で、今回はアメリカのニュージャージーに在住のお客様。 日本にいる1週間の滞在期間中にやって欲しいとご依頼を受けました。 「初めまして、今日は遠いところから来ていただきありがとうございます」 「こちらこそよろしくお願いします。」 「では少しお話を聞かせていただきますね。」 「もともとアレルギー体質だったんですか?」 「いえ、そうではないんですが、ここのところかぶれることが時々あって。」 「それは美容室でやってもらってですか?」 「それもあるんですが最近は怖くて日本の製品を購入して自宅で染めたりもしてるんです。」 「確かに国の違いもありますが、日本の製品だからといって必ずしも安心と言う訳ではありませんよ。」 「今までアレルギーのない人が突然症状が出るには必ず原因があります。」 「それが必ずしもカラー剤が原因という事も断定出来ません。」 「ですが、お話を伺う限り、カラー剤が原因していることは間違いないでしょうね。」 「通常は皮膚に有害な物質が接触すると、血液中の好中球と言う白血球がが攻撃を仕掛けます。」 「ただし、好中球がやっつけられるのは自然毒に限られていて、カラー剤はもともと自然界には存在しない、人が作り出した化学物質です。」 「それでも好中球は皮膚に異物が接触すると攻撃を仕掛けます。」 「攻撃しても、攻撃してもやっつけられないと、どんどん異常活性していって、やがて敵か味方かの見境も付かなくなってしまいます。」 「いずれは本来害の無い自然な物に対しても反応したりするようになってしまいます。」 「いわゆる免疫の誤作動と言うやつですね。」 「まぁ、人によって反応物質は様々なんですがこれが自己免疫疾患、一般的にアトピーと呼ばれているやつです。」 「人はある程度は化学物質に対しての許与量は持ってますが、それを超えた時に突然症状はでちゃうんですね。」 「お客様の場合も、以前平気だったものがカラーの繰り返しによって反応が起きてしまったようです。」 「問題は今日はいいとして、アメリカに帰ってからですよね。」 「根本がかわらないとまた反応が起きてしまいますからね。」 「なので使うものはなるべく影響のないものを選んで下さい。」 「とは言っても、どれが本当に良いものかも分からないですし、現地で調達出来るものも限られてくるんですが、こちらで使っているものを分けて頂くことは可能ですか?」 「それは可能です。他にもチリの方からいらしてる方がいて、その方も日本に来られるのが半年から1年に1回なので、その間必要な分だけご用意させていただいてますので、」 「むこうで日本人の美容師さんを見つけてやってもらってるらしいですよ。」 「まぁ、やり方の問題もあるので、全く同じにと言うわけにはいかないんですが、ここへ来た時に修正しながらでやってますけど。」 「時間も限られているみたいですし、あとはやりながらお話しましょう。」 「それにしても、ずいぶんと広がる髪ですねぇ、うねりもかなり出てますし、ちょっと見てみますね。」 「あ~、内側がだいぶすいてあるみたいですねー、短い毛がうねってて、余計に盛り上がってます。」 「そうですよねー、私もあまりすかない方がいいと思うんですが、向こうの美容師さんがすいた方がいいって言うもんですから。」 「アメリカ人に比べると日本人の髪質って扱いづらいですから、気持ちはわかりますけど(笑)」 「じゃあ、今日はカラーだけの予定でしたが、これもいっしょに直しておきますか。」 「はい、お願いします。」 そして施術が終わり 「色もきれいに入ってるし、このくらいに落ち着いてくれてればうれしいです。」 「思い出したんですが、アメリカの人には日本人の黒髪ストレートに憧れる人も多くて、最初に日本のストレート技術が入ってきたときに、私もやってもらったんですが、余計にひどくなってしまったことがありました。」 「やはり、日本人の技術レベルって高いですよねー。」 「今日は本当にありがとうございました。お友達にも紹介しときます。」 「はい、また日本に来る時はいつでもお声かけて下さい。」 「ありがとうございました。」