ヘアカラーによる傷みの原因と改善方法とは?詳しくご紹介
2021/04/28
髪の毛はスタイルだけでなく、カラーという楽しみ方もあります。本来の髪色から全く異なる色に変えるだけで、印象や雰囲気はガラリと変わるので、多くの方が利用しています。
しかし、カラーは髪の毛を傷めてしまうという側面も持ちます。そこで今回は、カラーによって発生する傷みの原因や改善方法についてご紹介いたします。
1. カラーによって発生する傷み
ヘアカラーによって髪の毛は傷みます。たとえば市販のヘアカラーを使用して、ご自宅でセルフヘアカラーを行った経験をお持ちの方は多いと思いますが、その際に髪の毛が軋んでしまわなかったでしょうか。軋んだ状態の髪の毛にはクシが一切通りません。まるで髪の毛が複雑に絡み合ったかのように、ギシギシと軋んでしまうのです。そのままにしてしまうと当然ヘアスタイリングは出来ません。
スタイリングの際にはヘアアイロンやドライヤーを使うと思いますが、髪の毛がサラサラの状態であるからこそ成立するのであって、軋んでしまっているとまともに整えることができません。また、カラーによって傷んでしまった髪の毛に対して、ドライヤーなどによる熱を加えることも新たなダメージを与えることになるので、より傷みを悪化させてしまうことになりかねないのです。
見た目としては理想通りの発色になったとしても、髪の毛からハリツヤが失われてしまうのは不本意かと思います。そもそも髪の毛がヘアカラーによってなぜ傷んでしまうのか、その原因をしっかりと理解することが大切です。
2. 傷みの原因
なぜヘアカラーによって髪が傷むのかというと、薬剤に含まれるアルカリにその原因があります。
髪の毛はキューティクルによって表面がコーティングされた状態なので、髪の毛に対してしっかりとカラーを入れることが出来ません。そのため、アルカリの含まれた薬剤を使用することで、まずキューティクルを開き、ヘアカラーが内部へと浸透しやすい状態を作るのです。その上で髪の毛内部にあるメラニン色素を脱色し、染料によってお好みのカラーへと変化させます。このとき酸化重合で染料がキューティクルの隙間から出なくなるため、最終的にカラーが髪の毛に定着するわけです。
アルカリによって髪の毛はダメージを受けるので、ヘアカラーで髪が傷むのですが、近年では髪の毛が傷まないカラー方法もあります。しかし、髪の毛を傷めるカラーと比べるとやはり定着具合や発色が劣るため、現在でも多くの方が従来のヘアカラーを行い、髪の毛にダメージを負っているのです。ダメージと発色は比例するので、明るい色にしたい方ほど傷みやすく、一度カラーによって傷んだ髪の毛に対して再度カラーをすることも少なくないため、髪の毛は悲鳴を上げてしまうでしょう。
3. 傷みを与えてしまいやすいカラー
ヘアカラーをする手段はいくつかありますが、その中でも髪を傷ませる影響力には差があります。ダメージの高い順にご紹介しましょう。
3-1. ブリーチ
金髪にする場合や、原色にするとき使用するヘアカラーです。髪の毛内部のメラニン色素を分解することによって髪の毛を明るくする仕組みのため、髪の毛に与えるダメージが最も高い手段となります。ただし、綺麗に原色カラーを入れたい場合には欠かすことが出来ません。
3-2. 泡タイプ
界面活性剤によって泡立つ仕組みです。泡によって髪の毛全体に簡単に行き渡らせられるメリットがある反面、界面活性剤の持つたんぱく変性という髪の毛をごわつかせる現象が発生するため、髪の毛に与えるダメージが高くなります。
3-3. 市販のカラー
市販のカラーは、どんな髪質であってもしっかりと発色するようにそもそも成分が強く設定されています。そのため髪の毛に与えるダメージはとても高く、必要以上に傷んでしまうのです。汎用性を求めた結果ですので仕方のない部分でもあります。
3-4. 美容室のカラー
薬剤を使用するので少なからずダメージを負いますが、髪の毛の状態と仕上がりを考えた上で配合できるため、不要なダメージは抑えることが可能です。これは市販のものに比べてダメージケア成分とトリートメント成分が多く配合されているからでもあります。
4. 傷みを改善する方法
カラーによって傷んでしまった髪の毛はトリートメントやヘアケアによって改善可能です。放置したとしても自然に治癒しないので、傷んでいると感じた際にはしっかりとケアをするようにしましょう。
ご自宅でもトリートメントなどを十分に使用することで可能ですが、プロにお願いするのが最も確実かつ効果を期待できるでしょう。カラーに関しても美容院で行うことでそもそものダメージを抑えられるので、ヘアカラーをする際にはセットでトリートメントメニューなどを行うようにするといいのではないでしょうか。
また、トリートメントはカラーの際だけでなく、普段から行うということが重要です。髪の毛のコンディションが良ければカラーでダメージを負っても劣化を最小限に留めることが可能です。せっかく綺麗なカラーになったとしても髪の毛がダメージを負った状態では見栄えも良くないので、ハリツヤのある美しい状態に戻しましょう。
5. まとめ
カラーのよって髪の毛が傷んでしまうことに変わりはありませんが、使用するカラー剤が市販のものか、美容院のものかによって傷み具合に違いが出ます。できるだけダメージを抑えつつカラーをするのがベストですので、目黒周辺にお住まいの方でカラーをご希望の方はぜひ「スウィッチヘアー」にお越しください。
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