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カラーをした際に発生する「残留薬剤」とは?詳しくご紹介

カラーをした際に発生する「残留薬剤」とは?詳しくご紹介

2021/05/26

カラー 薬剤 残留

残留薬剤という言葉をご存知でしょうか?あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、ヘアカラーなどをした際にできるものです。そのままにするといくつかの問題が発生するため、しっかりと除去しなければなりません。そこで今回は、残留薬剤についてご紹介いたします。

 

1. カラー剤の成分

残留薬剤というのは、カラーをする際に使用した薬剤が髪の毛や頭皮に残留することを指します。まずはカラーの際に使用している薬剤とはどういったものなのかを知るところから始めましょう。使用する医薬剤は2種類あり、それぞれに役割が決められています。

 

1-1. カラー1剤

その名の通り、まず使用される薬剤がこのカラー1剤です。主な成分としては、「アルカリ」と「染料」です。

 

髪の毛は通常表面がキューティクルによって保護された状態となり、そのままではカラー剤を使用しても思うように発色しません。アルカリという成分にはキューティクルを開く効果がありますので、カラー剤を髪の毛内部へと浸透させられるのです。それと同時にカラーリングするための染料もこの1剤に含まれているので、開いたキューティクルの隙間から浸透することで発色の準備を整えます。

 

1-2. カラー2剤

2番目に使用するカラー2剤には「過酸化水素」という成分が含まれています。この成分はアルカリと染料のどちらも作用するのです。アルカリに対しては混ざり合うことによって明るさを出せます。そして染料に対しては色味の発色を促すため、明るさと発色というカラーの要素を引き出すために欠かせない成分というわけです。

 

2. 残留によって起こる問題

カラー1剤と2剤それぞれが残留することによって、頭皮や髪の毛に対してさまざまな悪影響を及ぼしてしまうのです。

 

まずアルカリですが、髪の毛に対して大きなダメージを与えます。先述の通りキューティクルを開く作用があるので、残留するといつまでもキューティクルが開いたままになります。キューティクルには髪の毛内部の水分やたんぱく質が失われるのを防ぐ役割がありますので、いつまでも開いたままでは水分が失われパサついた髪の毛になってしまうのです。たんぱく質に関しても、開いたキューティクルの隙間から流出してしまい、枝毛や切れ毛の原因になります。

 

染料が与える影響としてはアレルギーが挙げられます。これは体質にもよるので必ず発生するわけではありませんが、人によっては一度の残留薬剤によってアレルギー反応が出てしまい、頭皮などにダメージを負うことも考えられるでしょう。

 

2剤の過酸化水素は、白髪や薄毛の原因となります。髪の毛が黒色でしっかりと生えているのはチロシナーゼという酵素の作用によるものですが、過酸化水素はチロシナーゼの量を減らすため、白髪になってしまいやすいわけです。カラーを入れたことで白髪になってしまっては本末転倒といえるのではないでしょうか。

 

3. 残留薬剤を除去する方法

通常のシャンプーでは残留薬剤はなくなりません。カラー後には必ずシャンプーをしますが、その際に落としきれなかった薬剤が残留薬剤ですので、丁寧なシャンプーであっても残留は避けられないのです。そこでカラー剤に含まれる成分に対してアプローチをすることになります。

 

まずアルカリに対しては、残留薬剤によって髪の毛がアルカリに傾くことでキューティクルが開くので、中和する必要があります。酸性に近づけることでキューティクルを閉じられるので、残留薬剤による影響を帳消しにしましょう。過酸化水素に関しては分解することで褪色を防げます。

 

残留薬剤による影響は「キューティクルが開いたままになり髪質が劣化する」ということと、「発色と明るさが進行し早い段階で褪色してしまう」ということになりますので、除去することによってカラーもしっかりと定着するわけです。

 

除去自体は難しいことではありませんので、実際に行うということがとても大切なのです。残留薬剤によって負ってしまったダメージは薬剤を取り除いたとしても元通りにはなりません。回復させるためには手間と時間がかかるので、そもそも髪の毛に与えるダメージが進行してしまう前に対処する必要があるのです。

 

4. 残留薬剤除去の注意点

残留薬剤を除去する際の注意点としては、カラー直後に行うということです。残ってしまった薬剤が及ぼす影響は即時性があるわけではないため、時間が経つことで初めて髪の毛の変化などに気がつきます。

 

しかし、除去作業は早ければ早いほどダメージを抑えることが可能です。美容院でカラーを依頼する場合には、同時にトリートメントメニューなどをセットにするといいでしょう。そうすることでカラー直後にすぐ薬剤を除去できるので、ダメージなどの影響を最小限で食い止められます。

 

ご自宅などで市販のカラー剤を使用する場合でも、美容院で薬剤除去が可能なヘアメンテメニューをあらかじめ予約しておき、カラー後にすぐに対応してもらえるようなスケジュールを組むようにしましょう。薬剤が残留したままの状態でトリートメントすると、薬剤を覆うようにしてバリアを張ってしまうことになるので要注意です。

 

5. まとめ

残留薬剤をそのままにしてしまうと髪の毛のハリツヤが失われてしまったり、白髪の原因にもなったりしますので、カラーをした際にはしっかりと除去するようにしましょう。美容院であればカラー後に除去が可能ですので、薬剤を残留させずにカラーをしたいという方は「スウィッチヘアー」にぜひお越しください。さまざまなトリートメントメニューをご用意しておりますので、ご安心いただけます。

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